腰越の丘のふもとに大きな「たぶ」の樹があります。 Art & Dining Spaceたぶのきは、入り口にそびえる「たぶ」の名をいただいていますが、そのたぶのきが夏の暑い日ざしをさえぎる木陰となり一服の涼となるように、その緑が疲れた目を癒してくれるように、憩いの空間、癒しの空間、和みの空間、そして新たな出会いの空間になれたら、と思っています。
2007年10月14日日曜日
椅子の話(椅子卓話~その4)
木のことをよく知っておられ、かつふるさとの森にある色んな木々に愛着を持ち、普通の家具工房では扱いやすい木しか使わないところを、殆どすべての木々を、その持つ性質を活かして、家具作りをしてる、有賀さん。
今度はご自宅の玄関に連れて行かれ、いくつかの椅子に実際に触れさせてくれ・・・。(写真は、座り心地を体験させてもらっている図。)
「座面の後ろの方を少し削って欲しい」「肘掛の下のサポートの棒をこうしたら構造的にもなくせるのでは?」「座面を何cmの高さにしてほしい」とか、こんなに希望を受け入れてもらえるのだろうか・・・・、思いながらも、折角来たのだからと、思い切って切り出すと、その位なら対応する、と。
他の工房では、デザイン変更はできないと、冷たくみな断られてたこと以上に、冒頭の、木への姿勢に感銘してか、こちらにお願いしようと心が動きました。
6脚の椅子を作ってもらうことにしました、勿論、それぞれ違う木々で。
その中で1脚は座面を1cm低く、もう1脚は1cm高くして。
それから、ひょんな出会いも;
古いゆったりした椅子が修理のために工房に戻ってきていたのですが、その椅子が、世の荒波の故に、持ち主に返せなくなってしまった、ということだったので、赤松の、この椅子も、たぶのきにてお引き受けすることに。
・・・赤松は段々と木目が濃くなっていくのが、楽しみになる、とのこと。
・・・先の楽しみが一つ増えた!
(勿論、卓=テーブルもお願いしました。→次号にて)
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