腰越の丘のふもとに大きな「たぶ」の樹があります。 Art & Dining Spaceたぶのきは、入り口にそびえる「たぶ」の名をいただいていますが、そのたぶのきが夏の暑い日ざしをさえぎる木陰となり一服の涼となるように、その緑が疲れた目を癒してくれるように、憩いの空間、癒しの空間、和みの空間、そして新たな出会いの空間になれたら、と思っています。
2014年5月24日土曜日
ある種の共同生活
今の日本、核家族が進み、更に生涯独身者*も3割とか、独居老人も増えてる、とか。近所付き合い、親戚付き合いも、親しい友人付き合いも減ってきて、無縁社会になってきている。知れず孤独に苛まれてる人が増えてる。
それによる事故や事件も毎日のように発生している。
*小生の数少ない友人の中にも2人ほど該当者がいる位。
これらの現象の先進国?であった北欧の国で、その解決策の一つとして、80年位前に実践されたのが、コレクティブハウス、だとか。
<補足説明>
老若男女・夫婦・子持ち・いろんな人が、同じスペースにて、つかず
離れず、相互補完をしつつ生活する、他人同士だけど家族的な場も
持てる、そんなハウス;戸建でも集合住宅でも。
そう、
・・・落語に出てくる長屋は、正にこれだったかも。また、戦後20年位までは都会でも、特に下町ではどこにでもあったような~近所の子供のことも気にかけ、時に叱ったり、おやつをあげたりしてた「近所」という構成。(ま、その頃は、独身者・独居老人・孤独者はずっと少なかったでしょうが)
今、日本でも試行的に始められているんです、このコレクティブハウス。
税金を使わない、使うのは市民の自主性、である、一つの共同生活形態。
このコレクティブハウスが、果たして日本の将来の解決策の一つになるのか否か。これから当事者たちが率先して育てていく必要があるんでしょうね。
公共・行政がどれだけお膳立てをするかもポイントか。
これによって、独居老人の回避・他人同士の適当な距離感の家族の構成・などが多少なりとも改善されていけばいい。・・・しかし家族なら問題とならないが、他人だとトラブルになることも考えられるし、そういいことばかりはなかろうし。
実は、
そんなハウスが、既に2年前からあって、その時に紹介した
建物が、写真;上のが入口から左右の住居入口と中庭を。下のが、その反対側からの写真で、ここには小さな広場があり、椅子・卓の他にBBQセットもある。また建屋内の付属設備として、共同で使えるラウンジやダイニングも仕掛けられているんです。
オーナーもその一つに住んでいて、現在、30代・40代・50代・60代・70代・80代の人たちが住んでいて、8室満室で、中々エンジョイしてるみたいです。
もう一つの、実は、
このハウスの設計は、たぶのき設計の建築家でもある。・・・5月の末に東京ビッグサイトで開催の「住まいづくりフェア」にもブースを設け、講演も予定してるとのこと。
☆午前中はいい天気だったんですけど、午後からは風が出てきて・・・、そのお蔭でたぶ前を通りがかり、立ち寄ってくださったお客様も。ラッキー。
0 件のコメント:
コメントを投稿