2007年10月2日火曜日

椅子たちとの出会い(椅子卓話~その2)

私たちが”たぶのき”を作る時、その小さな箱の中~空間を、居心地のいい、ゆったりできる、癒されるような空間にしたい、と思っていました。

この思いは、ちょっとそれらしくして、このブログ全体の冒頭に載せました。

建物自体はこの思いを理解してくれる、知り合いの建築家がちょうど近くにいまして、快く引き受けてくれました。(これも一つの出会い。また別にお話したいと思っています。)

あとは、椅子とテーブルを探さなくては、ということで、そういう展示会場とかインテリアショップに何度も脚を運んでいたのですが、なかなかこれだという椅子たちに出会えませんでした。

たまたま我が人生のパートナーが、元同僚(後輩)のご主人が椅子を作っていたのを思い出したんで、「そりゃあこれも何かの縁だ」と連絡をとったら、「もう作っていない」と。・・・そうか、縁がなかったのかと思い、「はてこれからまた一から椅子探しか」と思ってたところに、その方から電話があり、「当時の知り合いで、多分相応しいと思う人を紹介する」ということになって、「・・・え、何かやはり縁??」・・・「知り合いつながりもいいじゃない」と思ったものの、まだその時には、この椅子たちと決めたわけではなく、「まずはお会いしてみなくては」と、この椅子たちの故郷:信州伊那に行くことにしたのです。

それでその方面には多分木工の工房もたくさんあろうかと思い、木曽福島や奈良井の工房も回ってみる、観光も兼ねた旅程を組んだのです。
(その2~終わり)

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