今日の『たぶコン』は、
上尾直毅さんのチェンバロ。
日本では戦国が終息し、家康の江戸が始まった頃、
イタリアではルネッサンスが終わり、バロック隆盛の頃の音楽。
また音律では平均律がまだ出できておらず、作曲の多様化からくる要求に応えるべく、種々の音律が編み出されてきた中の一つが「ミーントーン」音律。
☆ミーントーン音律とは、主要な和音をきれいに整え、逆に主要でない
和音は汚くなっても已む無し、との考えで設計されてる、とのこと。
・・・ピアノの和音は、ドソの5度以外みな汚い、とも。
そのためのチェンバロを制作され、今日が2回目の演奏会、とのこと。
この音律での演奏を聴かせてくれました。
・・・なんと、時間延長の145分(解説・休憩を含む)の熱演。
上尾さん、
ご来場のお客様、
ありがとうございました。
(演奏後の歓談は、続いてます。残るお客様は、まだ半数も。)
今日のチェンバロ、何が違うって、写真では分かるか分らないけど、G♯(A♭)、A♯(B♭)、D♯(E♭)の黒鍵が、それぞれ♯・♭に2段に設置されてるんです。勿論、微妙だけど音程が違う。故に・・・例えば、Es durなどがすごくいい和音になる、とか;聞きかじり。
今日のたぶコンは『イタリア初期バロックとミーントーンと』。
<演奏プログラム>
★G. フレスコバルディ:トッカータ第1番(トッカータ集第2巻より)
★P. カリアーティ:第8旋法によるトッカータ
★G. ガブリエリ(ディルータ編曲):カンツォーナ「ラ・スピリタータ」
★M. ロッシ:トッカータ第7番
★T. メルラ:第1旋法による半音階カプリッチョ
★G. ピッキ: パッサメッツォ
★G. ピッキ: トッカータ
★G. de マック:レ・ファ・ミ・ソによるカプリッチョ
★C. ジェズアルド:カンツォーナ・フランチェーゼ
★A. マヨーネ:チェンバロ・クロマティコのためのトッカータ第5番
★A. マヨーネ:カンツォーナ・フランチェーゼ第2番
★G. フレスコバルディ:トッカータ第9番(トッカータ集第1巻より)
★G. フレスコバルディ:パッサカリアによる100の変奏曲
☆アンコール曲は、
ピッキの「ハンガリー風パバーヌ」「ポーランド風パバーヌ」・・・か??
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