2014年5月16日金曜日

アリとキリギリス


どう解釈するかで、その人の人生観が現われ、気まずい場面に遭遇することもあろう。

難しいお話。(寓話とはそういうもの・・・??)

有名なイソップ物語の中の寓話の一つ;アリとキリギリス。

<蛇足ながら、ざぁっと、ストーリーを>
夏の間、アリは冬の食糧を蓄えるために働き、キリギリスはそれを笑い、歌を歌って過ごす。で、冬が来る。キリギリスは食べ物が見つからず、最後にアリに食べ物を分けてもらおうとするが、アリは「自分たちが働いてた夏に、歌を歌って働かなかったからじゃないか」と分けてあげず、キリギリスは飢え死んでしまった。

<この結末には、古くから別のストーリーもあるような>
~アリが哀れみから食べ物を分け与え、キリギリスは改心し夏に働くようになった。・・・ま、そんなキリギリスはいないんでしょうが。また、故にキリギリスがお返しにヴァイオリンを演奏した、と。

<この寓意はというと> 2つの解釈があって、
☆将来の危機を考え、行動・準備しておくのがよい。
☆せこせこ貯め込んでる者は、餓死寸前の者にも手を差し伸べない冷酷・独善なケチだ。

~どちらにせよ、キリギリスの生き方が良いと言ってる解釈は見ない・・・。


・・・・若い時、浴びるように酒を飲み、遊んでいたり、食べるために職を選ばず、汗水たらして働くこともせず、納税もせず(或いは少なく)、老後の貯蓄もせず、老齢になり身体を壊し、生活保護制度の世話になる。医療保険もたくさん使う。そして自分の不幸に、世間に、公共の施策に怒ってる人。
・・・・一方、健康にも留意し、ほどほどに遊び、老後の備えもし、余計な税金も使わず自助努力で、元気に過ごしてる人もいる。
・・・・・。

さて、
☆写真は、たぶテラスのジューンベリーの様子;この小さな実があと2~3週間で収穫の真っ赤な実になるなんて。
写真の上方にある葉;実際の紅葉ではこんなに艶やかじゃないんで、今とばかり、お見せしようと。 

☆静かで、穏やかで、暖かい。・・・洗濯日和。

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