2011年3月7日月曜日

春の雪


 朝の散歩の時は雨だったのが、部屋に入って少しして、雪になっていた。

 三島由紀夫の小説の題名にありましたね。ちょうど多感な頃に出版され、評判になり、周りの仲間はけっこう読んでたが、自分は読まなかった;その頃、三島は嫌いな作家だった、というのがその理由。

 春の雪は、べちゃべちゃ雪、美味しくない、融け出したかき氷。(写真はなんだ?とお思いのむき;拡大すると、一応、雪の降る白い線が見えるんです。)

 それでも滑るから、と、テラスとスロープの雪かきをしたり。(結局殆ど無意味だったんですが、責任上ね。)

 お昼前には雨になり、しばらくすると止んでしまった。テラスにだけ、まだかき氷が残ってる。

 そう、春の雪は、確か、「豊饒の海」と名付けられたシリーズの第1巻。・・・これ、昔の記憶では「ほうじょう」と読む。見た通り、実り豊かというような意味なんだが、どこの海?どんな海?かというと、月の海のような、豊饒とは真反対の海のことだというような、おぼろげな記憶がある。・・・40年以上も前のことを少しだけど思い出してしまったけど、何かきっかけがあると思い出すんですね。人の脳ってそんななんですね。

 ☆今、Art & Dining Spaceたぶのきの中は、空っぽ。・・・これも、また、いい。

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