2011年9月23日金曜日

ある教会コンサート


 昨日、出かけてきたんです、学生時代からの友人と奥様が参加されている、何だか難しそうな混声合唱アンサンブルの演奏会に、目白から行く教会まで。

 東京は雨が降っていて、タクシーを待ってたら、ちょっと遅刻。会場=聖堂の入口に入ると、何とも神々しい歌の響きが。ホールと違い、ドアがないから、聖堂の中央で歌ってる歌声が響いてくる。足音を立てないように、なるべく近くに座る。

 バチカンや他のヨーロッパの教会を訪れた折、たまたま聴こえてきたハーモニー・響きと同じ・・・。また、17人とは思えないフォルテ、そしてPPP。

 ミサ形式で次々と歌っていくアカペラ(ポリフォニーとグレゴリオ聖歌)。

 この響きは、この教会の構造(高い天井・広いコンクリートの壁)による、長い残響時間をうまく活用している・・・。

 あとで、調べたら、な、な、なんと残響7秒以上(空席時)で、ヨーロッパの石造りの教会以上の残響時間。これなら、効果は抜群。

 それはそうと、こんな至福の時を与えてくれて、友よ、ありがとう!


 ☆写真は、休憩中の会場。左手に楽譜が立ってて、これを囲んで17人が歌う。そしてその後ろには演奏とは関係ないんですが、この教会の役割を示す重要な椅子;「カテドラ」、大司教が座る椅子。だからここをカテドラルと言う。ここはカトリックにとってすごく重要な教会;パリのノートルダム大聖堂やシャルトルのと同じ!・・・ここで歌えるのも素晴らしいことだし、今夜のようなハーモニー・響きにひたれるのも幸せなこと。
 (写真中央のハレーションは、ここに吊るしていた大きな照明灯。)

 

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